新居浜工業高等専門学校 機械工学科

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教育の特色

 機械工学はあらゆる産業の基礎であり、機械技術者は幅広い分野にわたり重要な役割を果たしています。 本校の機械工学科では、ものを加工したり、組立てたりする技能は 養成せず、「どのように作れば、作る人が作りやすいのか」「どのようなものを作れば、 困っている人を助けることができるのか」などの課題発見能力・課題解決能力を有する 学生を育てることを目的としてカリキュラムを編成しています。そのため、低学年から 創意工夫を行う「ペーパークラフト」「ワンクリックで音が鳴る教材」づくりなどを実際に 仕上げ、一方、「ユニバーサルデザイン」など人間の特性などの知識を学び、高学年では、 それらを安全の壊れず、目的を達成するための幅広い専門知識 「材料料と構造」、「運動と振動」、「エネルギーと流れ」、「情報と計測・制御」、 「設計と生産・管理」、「機械とシステ ム」の各分野を柱として、 材料学、電気・電子工学、制御工学に関する科目を設けています。 また、講義で得た知識の理解を深め、35テーマに及ぶ工学実験を行っています。 特に、低学年向け創成型科目として「デザイン工学演習」は、創造力、問題解決能力、 コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力の養成 を図り、高学年の 「創造設計製作1」「創造設計製作2」では、3D-CAD・CAEを用 いて強度計算等の設計を 行ない、理論と実践を兼ね備えた技術者の育成を目指しています。さらに、課外演習として 大型の「滑空機」「ガソリンカー」などの設計・製作も支援しています。これらは 本校機械工学科の特色ある科目であるといえます。5年生の卒業研究では、教員との マンツーマンの個別指導を通して、より豊かな人間性の形成と機械技術者としての総合的な 能力を身につけるようにしています。

工作実習 デザイン工学演習

 本校機械工学科の特徴として、専攻科(生産工学専攻 機械工学コース)までの7年の中で 、下図ように、技術者としてのものづくり能力をレベルⅠ~Ⅲにわけ、本科低学年・高学年・ 専攻科を修了することで、それぞれのレベルに達したエンジニアが育つように教育システムを 組んでいます。

授業レポート