インタビュー
為せば成る。
為させねば成らぬ。
伴野 孝輔さん
株式会社カンセツ
※2024年6月取材
機械設計専業会社である、株式会社カンセツに入社しました。 株式会社カンセツは、幅広い分野の設計を専門とする会社です。 現在私も3Dおよび2D CADを使用し、様々な装置の開発・改善設計に携わっています。
機械工学科を卒業して就職するのであれば、学んだことが活かせる物作りの仕事に携わりたいという思いがありました。 そして、ある特定の製品を生産している会社より物作りの原点である設計に興味が沸き、広く設計を仕事としている会社の方が良いと思いました。 また資源の少ない日本では物作りが重視されており、設計業は景気に左右され辛く安定性があると思い設計会社への就職を目指すことにしました。
設計は考え方により大きく変わる部分もあり、まったく同じようにはいかないので少々考えが甘かったとも思いましたが、 設計の根本の部分は共通していますので、別の製品設計の考え方を活かせる場面もあり、そういう点では狙い通りだったと言えます。 高専で学んだこともそのまま全て活かせているわけでは無く、学んだこと以上に深い知識・経験が必要な場面もありますが、 それでも、そういった基礎知識を知っているかどうかで理解のしやすさは全然変りましたので、そういった点では良かったと感じています。
卒業研究です。 なかなか自身が思うような結果が出ず、研究室の仲間と議論しながら色々試行錯誤したことは良い思い出です。 苦労はしましたが、最終的に何とか結果が出せた時は、すごく達成感を得ることができました。
座学だけでなく実験・実習が充実していると思います。 また一年目から専門授業や実習が始まるので、5年間をかけて専門知識をしっかりと学ぶため、理解も深まります。 他にも、他学校への編入を考えている方はこの限りではありませんが、5年制であるため間に受験等を挟まないので、 受験対策に奔走しなくて良いのもメリットだと思います。
高専の5年間は長いです。自分もそうでしたが、入学時は将来についての明確な目標などが無くても、高専での5年間の中で知見や世界観が広がることにより、徐々に自分のやりたいことが見えてくるようになります。 途中で何かをもっと専門的に学びたいと思えば、大学に編入・進学や専攻科に進学する道もあります。