Overview

学科概要

教育の特色

将来を見据えた実践的カリキュラム

1年から5年へと続く系統だったカリキュラムにより、AI・IoT技術をはじめとした先端技術に対応できる基礎力を身につけることができます。

1年

1年次では、専門の入門として数学や物理の強化を行い、基本的な製図の書き方や、ものづくりに使用される工作機械の使用法、ロボットの制御やAI・IoTを扱う基盤となるプログラミングスキルといった基礎的な技能の習得を目指します。

  • 専門基礎
  • 製図
  • 基礎実習
  • プログラミング

2年

2年次では、1年次に続き専門基礎の強化を行い、ものづくりに必要な工作技術の習得を目指します。また、ロボットを自分で組み上げ、プログラムで制御する実習を行うことで、ロボティクスの基礎に触れます。

  • 専門基礎
  • 製図
  • 基礎実習
  • ロボティクス

3年

3年次からは、「材料力学」のような数学や物理学を基盤とした個別の専門教科を学びます。また、CAD(コンピュータ上で製図を行うツール)を使った製図や、2年次までで習得した工作技術を使った製品の製作を行います。

  • 専門基礎
  • CAD
  • 総合実習
  • ロボティクス

4年

4年次では、幅広い専門分野に分かれた専門性の高い教科を学びます。そして、ここまでの学年で習得した技術を活かしたものづくりに取り組みます。

  • 分野別専門
  • CAD
  • 工学実験
  • 創造設計
  • 研究

5年

5年次では、高専の集大成として、現存する課題に対して専門的な技術をもって研究を行い課題解決を目指します。

  • 分野別専門
  • CAD
  • 工学実験
  • 創造設計
  • 卒業研究
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創造的なものづくり

高専(機械工学科)で学ぶものづくり・・・それはまだ世の中にないものをつくるものづくりです。 知識と技術を融合させながら新しいものを創造し、それを形にする方法を学んでいきます。 また、現代のものづくりにおいてはデジタル技術の活用が不可欠です。 機械工学科ではこれらについても基礎から学んでいきます。

ロボティクス入門 & 基礎演習
(1・2年生)

ものづくりの基礎となる「機械工学」の概要について学びます。 機械工学の各分野(材料、熱・流体、設計・制作、制御・計測)がロボティクスにどのようにかかわっていくかを学んでいきます。

CAD&CAE
(3年生)

デジタル技術の一つである3次元CADを用いた授業です。 コンピュータの中で部品を作成したり、組み立てたりします。 また、強度計算や機構解析、熱流体解析などのシミュレーションについても勉強していきます。

創造設計制作1 & 2
(4・5年生)

与えられた課題をクリアするためのロボットを設計します。 1~3年生までに学んだ専門知識やデジタル技術を駆使しながらグループで協力して設計していきます。

教育方針

近年、我が国の産業界は、科学技術の急速な発展と産業構造の高度化、多様化の中で、新しい産業の創造、新技術の開発・卓越した競争力の育成が強く求められています。 同時に、技術者の活動と人類・社会への貢献および責任について、深い見識が求められ、特に、日進月歩の変化をしている技術・産業の社会環境への関わりは重要となっています。 また、グローバル化した社会において、国際的に通用するコミュニケーション能力も強く求められています。 このような時代の変化に対応できるよう、卒業後社会に貢献できる人間性豊かな技術者の養成を目指しています。

アドミッションポリシー

  • 物のしくみに興味を持ち、楽しく「ものづくり」ができる人
  • 学んだことを活かして、積極的に「ものづくり」ができる人
  • アイデアを出し合って、協力して「ものづくり」ができる人

ディプロマポリシー

  • 工学基礎知識: 機械工学分野の知識を学ぶために必要な数学、自然科学、情報技術の基礎知識を理解する。
  • 専門知識: 機械工学分野の専門知識・技術を身に付ける。
  • デザイン能力: ものづくりを通してデザイン能力を見に付ける。
  • 教養・技術者倫理: 豊かな教養をもち、技術が社会や自然環境に及ぼす影響に配慮できる。
  • コミュニケーション能力: 自分の考えを論理的に表現することができる。
  • 社会性: キャリア教育や課外活動を通じて自主性、責任感、公共心を見に付ける。